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Garoop Novel

ガルちゃん外伝

ガルちゃん外伝 ― 正しいことを、正しく

Garoop NovelCh.07
やがて鷹野は、視線をポケットに移した。「最後に、もう一人の共同創業者に訊きます」ベビーが、おそるおそる顔を出した。「はい」「あなたのお母さんは、正しいですか」意地の悪い質問だった。ベビーは少し考えた。ポケットの中で、ガルちゃんのおなかの毛を、ぎゅっとつかむのがわかった。「いつも正しいわけじゃないです」鷹野の目が、わずかに細くなった。「ママは、ぼくが悪いことをしたとき、すごく怒りました。草原の火事くらい、って言ってました。でも、怒る前に、まず陽向を助けました。ぼくに、謝る言葉を自分で考えさせました。さっきデモが失敗したときも、すぐに止めました」ベビーは言葉を探して、一度口を閉じた。「ママは、間違えることがあります。でも、間違えたときにどうするかを、間違えないです。だから、ぼくはママの言うことも確かめるけど、信じてます」部屋の中で、時計の音だけがしていた。陽向が、そっとベビーの頭をなでた。ガルちゃんは正面を向いたまま、耳だけを少し伏せた。照れているのを、鷹野に見せたくなかった。鷹野は書類を閉じた。「以上です。結果は一週間以内に」
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