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Garoop Novel

ガルちゃん外伝

ガルちゃん外伝 ― ママ、AIって嘘つく?

Garoop NovelCh.07
帰り道、坂を上りながら、ガルちゃんは話した。「あの画像、なんで作った」「陽向、いつも給食おかわりするから。面白いと思った。冗談のつもりだった」「冗談は、悪くない」ベビーが驚いて顔を上げた。「火事の夜、私は若い雄の焦げた尻尾を笑いにした。みんな笑った。あいつも笑った」「じゃあ、なんで」「あいつが笑える場所で、あいつが笑える量だけ言った。それが、さじ加減だ。冗談は、相手が一緒に笑えるかどうかで決まる。言った側が面白いかどうかじゃない」坂の途中で、ガルちゃんは立ち止まった。「それと、もう一つ。お前は今朝、AIは嘘をつくかと訊いたな」「うん」「あの画像は、陽向じゃないものを、陽向に見せかけた。わざと。AIは道具だ。嘘をついたのは、道具じゃない」ベビーは長いこと黙っていた。港の灯りが、にじんで見えたのかもしれない。「……ぼくが、嘘をついた」「そうだ。そして、それを自分で言えた。それは、大事なことだ」「明日、陽向にあやまる」「了解。言葉は自分で考えろ。AIに書かせるな」「わかってる」少しだけ、声が笑った。
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