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Garoop Novel

ガル軍曹の起業塾

ガル軍曹の起業ブートキャンプ ― 卒隊式と未来ファンド

Garoop NovelCh.04
「第三分隊」。名前を呼ばれて、四人は壇上に立った。照明がまぶしい。湊は一度だけ、客席の麦わら帽子を探した。見つけた。それで十分だった。「結論から言います。港に溜まる正体不明の漁網を、写真と地図で見える化し、回収を島のみんなで分担する仕組みを作ります。名前は、アミノメです」。健太の網の絵がスクリーンに映る。スクリューに絡まった網を、半泣きの魚が見上げている絵だ。客席から、くすっと笑いが漏れた。紗良が前に出る。「わかっていること。去年、福江島の一つの漁協で、三隻の船が網を巻き込んで止まりました。修理代は合わせて約三十万円。漁協の方への聞き取りです」。ルカが続ける。「網を拾っているのは、気づいた人です。うちのばあちゃんも、その一人です。ばあちゃんは、神様に頼むのは、自分で手を動かしてから、と言いました」。最後に、湊がもう一度前に出た。「生成AIは、写真の網を数えて、地図に印をつけるのに使います。でも、拾うのは人です。以上です」。三分ちょうどだった。
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